ジブリアニメの中でも特に人気が高い「魔女の宅急便」。映画版が大好き!という人も多いのではないでしょうか。ジブリ映画は、宮崎駿さんが原作、脚本、監督を務めている作品が多いのですが、原作本がある作品もあるんです。
この「魔女の宅急便」は1985年に発表された角野栄子さんの児童書が原作です。スタジオジブリの2作目の原作者ありの映画です。ちなみに1作目は野坂昭如さん原作の「火垂るの墓」ですよ。
実は原作では、映画「魔女の宅急便」よりずっと後のエピソードまで描かれているです!今回は原作でのキキとトンボののその後についてご紹介します。
「魔女の宅急便」のキキとトンボのその後はどうなるの?
映画版ではキキが13歳、新しい街になじんでいくという様子が描かれ、終わっています。原作は、この後もキキの物語は続いており、最終巻ではなんと35歳になったキキが描かれているんです。
原作は角川文庫の文庫本では6冊の長編作品。映画では描かれなかった、キキのその後が気になりますよね。
キキとトンボのその後を見ていきましょう。
【3巻】キキともうひとりの魔女
キキがコリコの町に住んで4回目の春、キキは16歳になっています。宅急便の仕事を頑張るキキのところへ、ケケという12歳の女の子がやってきます。
ケケは不思議な力で、さまざまなことでキキの邪魔をしてきます。生意気なケケにふりまわされるキキ。ふたりは反発しながら、お互いの大切なものを探し、成長していきます。
【4巻】キキの恋
キキは17歳になります。遠くの学校に通っているトンボへの想いは、すっかり片思いとなっています。夏休みに帰ってくるというトンボですが、キキのところには来ず、「山に籠る」という手紙がやってきます。
トンボに会えなくて落ち着かなくなったキキは、暗い森へと入り込んでしまいます。実はトンボもキキと同じく、自分を見つめなおそうとしていて…。二人の恋の物語が進行していきます。
【5巻】魔法のとまり木
新米魔女とはいえない19歳になったキキ。コリコの町に来てから6年が経っていました。遠くの町にいるトンボとはすれ違いの毎日。
キキの魔法は弱くなり、空を飛べなくなったり、ジジの言葉もわからなくなってしまいます。
ずっと手紙のやり取りをしていたトンボと想いが通じ、一気に甘い関係に…
【6巻】それぞれの旅立ち
前作ラストから15年が過ぎています。キキとトンボは結婚し、姉のニニと弟のトトという双子が生まれています。二人は双子なのに、性格は正反対!女の子のニニは魔女になれるのに、魔女には興味がなく、魔女になれない男の子のトトは魔女に興味津々です。
旅立ちの年である13歳となった双子、そしてキキたちの新たな旅立ちが描かれます。
「魔女の宅急便」の世界を存分に楽しもう!
「魔女の宅急便」は原作本、アニメ映画、映画の解説本、実写版映画などさまざな媒体で楽しめる作品です。映画が大好き!という方はぜひ、原作なども手に取ってみてください。より深く、より広く、「魔女の宅急便」の世界観を味わうことができますよ。
【原作本】新装版 魔女の宅急便
【アニメ映画】魔女の宅急便
【実写映画】魔女の宅急便
【漫画】魔女の宅急便
まとめ|魔女の宅急便|キキとトンボは結婚するの?原作のあらすじを徹底解説
アニメ映画の魔女の宅急便が好きな方にはぜひ読んでもらいたい原作本。キキとトンボの恋のゆくえ、そして大人になったキキ、二人の子供の双子ちゃんの暮らしぶりを楽しんでくださいね。