今回は、11月に食べると無病息災や子孫繁栄を願えると言われる「亥の子餅」についてご紹介したいと思います。亥の子餅とは、イノシシのような形をした和菓子で、旧暦の亥の月の最初の亥の日、亥の刻に食べると良いとされています。
亥の子餅は地域によって味や形が異なりますし、全国的にはあまり知られていないかもしれません。そこで、この記事では、通販で買えるおすすめの亥の子餅を5つご紹介します。どれも美味しくて見た目も可愛らしい亥の子餅ですので、ぜひお試しください。それでは、早速見ていきましょう。
亥の子餅とは?
亥の子餅とは、イノシシのような形をした和菓子で、旧暦の亥の月(11月)の最初の亥の日(11月1日)に食べると無病息災や子孫繁栄を願えると言われる風習があります。この風習は、平安時代に始まったもので、亥の日は「いい日」とも読めることから縁起が良いとされています。また、亥の刻(午後9時から11時)に食べるとさらに効果があるとも言われています。
亥の子餅は、地域によって味や形が異なりますが、一般的には小豆餡や白あんを入れた薄皮で包んだもので、イノシシの耳や鼻や目をつけて作ります。京都では、亥の子餅を皇室に献上したり、参拝者に振る舞ったりする「亥子祭」が毎年11月1日に行われます。茶道では、「炉開き」のお菓子としても重要な役割を果たしています。
通販で買える亥の子餅*おすすめ3選
亥の子餅は、古くから伝わる日本の伝統文化です。ここでは通販で買えるおすすめの亥の子餅を3つご紹介します。どれも美味しくて見た目も可愛らしい亥の子餅ですので、ぜひお試しください。
吉岡製菓|亥の子餅 胡麻嵐
島根県の製菓店「吉岡製菓」の亥の子餅。北海道産餅粉を蒸し、純度の高いお砂糖を合わせ、愛知県産の白胡麻をたっぷりと練りこみ、こちらもたっぷりの黒胡麻を練り込んだ餡を包みます。
さらに島根県の出西生姜を練り込み、ピリリとしたお餅に仕上げた逸品です。
ちなみに、吉岡製菓は苺大福「ルビーのいちご」で話題になっているお菓子屋。人気番組「マツコの知らない世界」で亥の子餅の話題で取り上げられています。
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甘春堂|亥の子餅
京都の和菓子店「甘春堂」の亥の子餅です。1865年創業と歴史ある和菓子店の亥の子餅は、白餡と粒あんの二重餡を、羽二重粉の求肥に白ごまを混ぜこんで作り上げた風流な和菓子です。
「うりぼう」とよばれる亥の子に見立て、焼きごてで付けた三本線がトレードマークになっています。賞味期限は製造日より3日。急いで食べたいお菓子です。
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富士夢和菓子|亥の子餅
富士北麓の豊かで美味しい水で作った和菓子を販売している「富士夢和菓子」。昭和初期創業の和菓子店です。こちらの亥の子餅は、ぎゅうひの中に加えた黒ゴマでうり坊の背中の斑点模様をあらわしているそう。冷凍便なので遠方でも安心ですね。
ココで買えます▶富士夢和菓子|亥の子餅
店頭で買える亥の子餅の販売店一覧
賞味期限が短く、販売期間も非常に短いため、オンラインでの販売ができないという和菓子店も多いようです。店頭で亥の子餅が買える店舗を探してみてみました。
・とらや|亥の子餅
・小布施堂|亥の子餅
・鈴懸|亥の子餅
・豊島屋|亥の子餅
・浅草梅園|亥の子餅
亥の子餅はおうちでも作れる!レシピ集
亥の子餅は家庭でも作れる和菓子のひとつです。レンジを活用すれば、思いのほか簡単に、素敵な和菓子を作ることができるんです。YouTubeでもレシピが公開されていました。
ほかにも、和菓子店などが公開しているレシピを参考にして作ってみるのもいいですね。
・天極堂プロ|亥の子餅 レシピ→シナモンが入る風味の良い亥の子餅
・前原製粉|亥の子餅 レシピ→白玉粉で作るシンプルな亥の子餅
・和菓子教室ふく|亥の子餅 レシピ→餅粉で作るシンプルな亥の子餅
・農林水産省|いのこもち レシピ→米と餅米で作るタイプの亥の子餅
おしまいに
季節を感じる和菓子「亥の子餅」。徐々に近づく冬の足音に耳を澄まし、可愛らしいお菓子をいただくのは至福の時間ですよね。亥の子餅は、「グレーテルのかまど」や「マツコの知らない世界」などでも取り上げられ、注目を浴びています。ぜひ、今年の秋は「亥の子餅」を味わってみてくださいね♪